外科手術

■外科手術とは 

 「外科手術」はがんやがんの浸潤している臓器を取り除く治療法で、主にがんの根治を目的に実施されます。 

 

  がん治療における外科手術は「化学療法」と「放射線療法」と並び、3大治療の一つです。 

 

 


■手術までの流れ 

 手術当日までは数多くのステップを踏んでいきます。

 

 がんが疑われ検査を実施、がんの発覚した場合は医師からがんの状況や治療法についての説明が行われます。

 

 治療法に手術を選択する場合、手術の内容やリスクを十分に理解したうえで、手術同意書にサインする必要があります。 

 

 その後、手術前日までに医師や麻酔科医、看護師などから手術に関する説明実施されます。

 

 ここで気になる点や不明点、懸念点などを一つひとつ解消しておくことが重要です。 

 

 手術当日は全身麻酔の場合は絶食が要請され、場合によって絶飲が指示される場合もあります。

 

 手術開始の直前に、看護師が最初の本人確認を実施し、手術室でも主治医や麻酔科医などによる最終確認が実施され、手術に入ります。 

 

 


■外科手術の種類 

 開腹手術や開胸手術など、手術部位を目視で確認しがんを切除する手術法や腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術といって、小さな穴を空け、そこから内視鏡を通してがんを切除する手術法が中心です。

 

 最近では、腹腔鏡下手術にロボット技術が取り入れられ、より繊細な操作が出来るようになりました。 

 

 また、がんやその周囲の大部分を切除し、がんの再発・転移を予防する「拡大手術」という手術法から、がんの切除部分を極力小さくする「縮小手術」という手術法も見られるようになってきています。

 

 これは、罹患者のQOL(Quality Of Life)向上という概念が拡大してきたことが一因です。 

 

 


■手術を受けられない場合 

 外科手術はがんやがんが転移している臓器を取り除くものになりますが、がんが全身に転移していたり、罹患者が手術に耐えうる体力を持ち合わせていなかったりする場合は手術を回避する選択が取られることもあります。

 

 その場合には化学(薬物)療法や放射線療法が選択されることが多いです。 

 

 


■手術のリスク 

 外科手術の安全性は年々高まってきていますが、リスクが全くないというわけではありません。

 

 手術には大きな身体的負担がかかりますので、合併症を引き起こしてしまう事例も見られます。

 

 手術についての内容やリスクは医師から説明されますので、十分に理解したうえで手術を受けるか否かを判断しましょう。 

 

 


■手術当日までの過ごし方 

 手術当日は安静にしていることが原則ですが、手術前日くらいまでは普段通りの生活を送るように心掛けることが大切です。

 

 例えば、バランスの良い食事、過度の飲酒を控える、禁煙、適度な運動を行いましょう。 

 

 また、手術にともなって大きな心理的負担が生じることも多いです。

 

 手術に関する不安を打ち明けることで気持ちが軽くなることもありますので、気軽に医師や看護師に相談してみてください。